孤独をやっつけろ(2)
(昨日のある女性の話の続きです)。

数年がたち、とうとう、西暦1999年の大晦日。
世界全体がお祭り騒ぎの日、彼女もスポーツの同好会の仲間たちと一緒に、
日付が変わる真夜中、集まっていました。
時計が0時を指し、そこかしこから花火の上がる音が響き渡ると供に、
まわりの仲間たちは、それぞれのパートナーと、
長い間抱き合ったり、キスしたりしていました。
またここでも、孤独感。

すぐに会は解散となり、ひとり家に帰った彼女。
その晩から40度の高熱を出し、看病してくれる人もいないひとりぼっちの部屋で、
数日間、相当な具合の悪さに苦しみました。
床のなかで、高い熱に浮かされた頭で、ぼんやりと天井を見ながら彼女は考えました。
「ここでもし死んでしまったら、いつ発見されるんだろうか」
「そんなことになったら、人に迷惑をかけるだろうな」
「さびしくてさびしくて、死にそうだ。でもどんなに孤独でも、死にはしない。
でも、孤独からこうして病気にはなるんだなあ」

彼女には、たくさんの友達も、働く仲間も、ふるさとの親きょうだいもいました。
でも、見知らぬ土地で暮らす彼女に必要だったのは、違うものでした。
ふるさとも、友人たちも、職場も、それぞれの人に拠り所があり、家族があって、
自分だけにはないような気が強くしました。
いつも、そばに息づく誰か。誰か、そばにいてほしい。
見知らぬ土地だからこそ、自分の根っこがほしい。
そう、家族がほしい。

毎日、一日一日を、外では他の人たちと、家ではお酒と、時間をすごして乗り切ることはできても、
これを一生続けていくのかと思うと、なんともいえない絶望感がありました。

そして、熱がやっと下がった頃には、彼女は決心していました。
ついに行動をおこすことにしたのです。

このままでは、いつまでたっても、一人だ。
このまま、職場とスポーツと、自宅の行き来だけでは、誰にも出会わない。
出会うのは、近所のお年寄りや、家族持ちだけだ。
よし、まず、行動範囲を広げよう。と彼女は思いました。
そして、積極的にあちこちへ出かけていきました。
いろいろな人たちと、進んで話をしました。
なにか若い人たちの集まりがあれば、どんどん参加しました。
もう、なかばやけくそでした。
(すみません、まだ続きます。次回で終わりです)

読んでいただいてありがとうございました。
明日も、明るく楽しい一日でありますよう。
大変な方たちは、少しでも肩の荷が楽になりますように。
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by finnerake | 2011-06-24 01:24
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